ようやく完成が近づいて

二つ目はこれまでは主にアンディ・フグの作品で、暗闇の中でスポットライトを浴びているようなシーンがほとんどだったためです。

 

白などの紙の上に黒を塗り重ねても本当の暗闇感は出ません。

 

そこで黒い紙の採用となるのですが、黒紙に色を塗っても地の黒が影響して鮮やかな色は出ません。

 

そこで一旦白やグレーを塗り、その上に色を塗り重ねる方法をとっています。

 

 

余談ですがアンディ・フグの絵の、暗闇の中でスポットライトを浴びている姿というのは、当時の私にとってどうしても描きたいものでした。

 

あまり人様に話すことではありませんが、私は何をやってもうまく行かないことが続き長い間塞ぎ混む時期がありました。

 

そんな自分が社会に貢献できることとしたら「昔から好きだった絵で何かを表現する」こと。

 

それまでろくに作品を仕上げたこともない自分に自信なんてないけれども、作品たちを世に送り出すことで生きた証を残したい。

 

絵という可能性でその暗闇の中で光をつかむ。

 

そんな気持ちとアンディ・フグという人間の生きざまがリンクして描き上げたのが「格闘家 アンディ・フグの軌跡」でした。

夜明け前のランニング

 

次回は完成した作品の公開をする予定です❗

お楽しみに❗