荒川第四作品 完成
今回の作品は制作過程をブログでアップする前に完成してしまいました。
まずは完成した作品を。
YouTubeにもアップしました。
第四作目に選んだのは長瀞です。
「長瀞」は国指定の名勝及び天然記念物になっており、多くの観光客が訪れています。
長瀞と言えばまず浮かんでくるのが岩畳です。
岩畳は地質学的価値が高く、その形成過程から地球内部を地質学的に垣間見ることができるとの意味から「地球の窓」と呼ばれることもあるそうです。
そんな名所もある長瀞ですが、今回選んだモチーフは荒川橋梁とそこを渡るSLです(岩畳は別の機会に描くかもしれません)。
それは私がそもそも荒川を描く意味のひとつに、荒川とその周辺の人々の営みを描くということがあるからです。
荒川橋梁を渡る秩父鉄道は元々は武甲山で採れる石灰岩から作られるセメントを工場のある熊谷まで輸送するのに利用されていました(セメント輸送は2006年に廃止とのこと)。
そんな日本の近代化に貢献した橋梁。
また週末や祝日を中心に運行している秩父鉄道のSL、パレオエクスプレスは子供や鉄道ファンに人気があります。
実は私の母の出身が長瀞で、私も小さい頃に乗せてもらったことがあるそうな(あまり記憶はありませんが…)。
そんな歴史と人々の暮らしを感じられる風景を描きました。