荒川 三作目-⑦
前回からの引き続きで赤いポピーの花の二重塗りから。
黒い紙の上に赤系の色を塗るとどうしても暗くなってしまうのですが、下地に明るい色を塗ったり、明るめの赤を塗り重ねることでより鮮やかな発色になります。
全体的に花の二重塗りが終わったら次は葉、茎、つぼみなどの緑の部分です。
今回の絵はこの緑色の部分がポイントとなると思っていたので非常に大事なところです。
実際に塗る時はこうやって塗ろうとイメージしてから始めるのですが、いざ塗り始めてみるとその通り塗ってみても上手く表現できない。。
赤いポピーを塗っているときから「緑の部分は塗るのが難しいだろうな」と考えてしまったので、気が重くなり8月後半、9月の前半は進み具合が一気に悪くなりました。
それでも何だかんだゆっくりでも作業を続けていたら何となくですがコツをつかみ始めたような気がしてきました。
何度か書いていますが、風景画の経験値が少ないため、ここの塗り方はどうしたらいいかというテクニカル的な知識が乏しくああでもないこうでもないと試行錯誤しながら少しずつ制作を進めている感じです。
ポピー畑の完成が見えないくらい遠くにあり絶望的だったのが、まだまだ完成は遠いですが、ほんの少しですが可能性を感じ希望が持てるようになってきました。
この希望が持てるかどうかがモチベーションに関わるので、きっと今後の制作ペースに大きな影響を及ぼしてきます。
作業は夜中にすることが多いのですが、この作業いつも人生の縮図だなと感じながら色を塗っています(笑)
よーし、先はまだまだ長いが頑張るぞー!